エヴァ破、最高でした。
最高すぎたので演出面で気になったとこ挙げます。
以下猛烈ネタバレあります。
今回キャラが変わったと言われますが、
変わったのは大人達の方だけだと思いますね。
きっかけは序で、シンジ君にキレかけた時に踏み止まって
自分を殴ったミサトさん。あれが全ての始まりでしょう。
ちなみにTV版では家出したシンジ君に
「あんたみたいな気持ちで乗られるのは迷惑よ!」ってブチキレてます。
酷いよミサトさん。
そしてシンジ君の手を握るミサトさん。握り返すシンジ君。
序でミサトさんがシンジくんを信頼したおかげで
破ではシンジ君がミサトさんに弁当作るようになります。
加持さんは子供達を海洋施設に連れていき、
「この世界は生命が満ち溢れていたことを知ってほしい」と伝え
ミサトさんはアスカに「この世界は貴方の知らない楽しいことに
満ち溢れているのよ」と教えます。
大人が子供達にこの世界は美しいことを伝えようとしてるんですね。
そのおかげで海洋施設でシンジ君は綾波に味噌汁を
飲ませることができます。これによって綾波はシンジ君の心を
取り込み人間になったんでしょう。ゼルエルが綾波を食って
綾波の姿を取り込んでいたのがその説明になってると思います。
加持さんがミサトさんやシンジ君と打ち解けるきっかけを
作る時もコーヒーを与えてるのも面白いです。
そして人間になった綾波はエレベーターの中で
アスカのビンタを受け止め(TV版では引っぱたかれてたのに)、
ビンタを止められたことで、レイの気持ちを知ったアスカは
三号機に乗る決意をして、綾波はお食事会を画策し、
シンジは綾波の真意を知り、ラストシーンに繋がっていく。
TVシリーズを踏まえた絶妙な脚本に痺れます。
些細なきっかけが全ての歯車を好転させていることが
今回のメッセージになってると思います。
他にもシンジ君のS-DATがアスカのワンダースワンとリンクしてたり、
序でシンジ君が一人でS-DATを聞いて登校してたのに
破ではケンスケトウジが待っていてイヤホンを外してたり
序でみんなの願いを託されて這いつくばっていたシンジ君の姿と
破で自分自身の願いのために這いつくばる姿の
カットが同じ構図だったり挙げたらキリがない細かい演出が
素晴らしいです。
長いのでいったん止めます。
ほんと分岐がいい方いい方に向いていく印象を受ける破でしたね。
このままハッピーエンドになれば嬉しいんだけどなぁ
初号機ビームは反則的はかっこよさ
投稿情報: 初夏 | 2009年7 月11日 (土) 20:27
今、この瞬間までハッピーにしようと
決めてても明日気分が変わって
バッドにしようとしかねないのが
庵野監督なんでまだまだわかりませんね
投稿情報: 白浜コータ | 2009年8 月 2日 (日) 06:46